日本経済出版社【書斎のゴルフ】掲載履歴

VOL.36 『ラウンド力を鍛える!』 66〜81ページ 2017年10月12日発行
VOL.37 『上手な人の練習法』 114〜129ページ 2018年1月15日発行
VOL.38 『飛ばしの秘伝』 130〜145ページ 2018年4月12日発行

治武コーチの【誤認識解消シリーズ】6

2019/01/14

Pure&Sure Golf Academy治武コーチの【誤認識解消シリーズ】6

〜誤認識とは『良かれと思い込んで誤解・錯覚してしまうこと』と理解してください〜
『つま先の向きの基本は、右足はほぼ正面、左足はやや左に向けた方はよい』(正or誤)

このシリーズの3で、アン・ソンジュ選手のスイングを例に、右足の踵の上がり方を解説しました。右のつま先まで使い切ることは難しいですが、踵の上がるタイミングで、体重移動に伴う右脚の使い方を推し測ることができます。セットアップで右つま先を右外側に向け過ぎていると、右足で地面を押し切る右脚の運動はしずらくなります。正解は(正)
言い換えれば、最短距離・最短時間で行いたい体重移動の効率が悪くなり、左足を軸足にする準備が遅れて、右肩の突込みが誘発されます。その結果、クラブヘッドを加速させる腕の使い方は連鎖反応的にできなくなるのです。
ただ、股関節の柔軟性は個別要素です。右つま先を「ほぼ正面」としているのはそのためで、「正面」とすると、トップにかけて無駄な力が入りやすくなります。もちろんセットアップで、つま先をどの方向に向けるべきかが結論ではなく、動的な身体運動の成立(ダイナミックバランス)に、いかに下半身の動きを時間差・先行的に組み込むかです。
話は変わりますが、正月早々に女子プロゴルファーを目指す若手と一緒にラウンドしてきました。さすがにプロゴルファーを目指すだけあって、ドライバーショットは小柄ながら平均250ヤード前後で、脚力を”個性的にしっかり”使うスイングを駆使して、高弾道のドローボールを打っていました。もちろん右のつま先の向きはちょうど良い具合でしたよ。
脚力をしっかり使うとはどういうこと?問題はそこですね。一流選手の下半身は、実に見事に無駄なく速やかに体重移動します。しかも穏やかにです。
記憶に残っているのは来日した際の、今は亡きペインスチュアートです。ボールをヒットするという印象はまったっくなく、下半身の使い方が速やかなのですが、とても穏やかでした。彼はまたおしゃれなプロゴルファーで、赤のハンチングとニッカボッカスタイルが決まっていました。ですから尚更、下半身の動きがしっかり見えたのです。
この先、彼女も、股関節の角度変化に課題意識が持てて、脚力がしっかり良く使えるようになれば、あらゆる傾斜地からのショットが、上手く打てる女子プロゴルファーに飛躍するかもしれません。
私ですか?あと二人の高校時代の同級生と関西弁交流のラウンドで、後半はなんとか36でラウンド出来ましたが、前半は『言えねえ!言えねえ!』のゴルフでした(笑)。


Pure&Sure Golf Academy治武コーチの【誤認識解消シリーズ】7<予告編>
〜誤認識とは『良かれと思い込んで誤解・錯覚してしまうこと』と理解してください〜
『ボールの位置の基本は、クラブの長短にかかわらず、中央より』(正or誤)