日本経済出版社【書斎のゴルフ】掲載履歴

VOL.36 『ラウンド力を鍛える!』 66〜81ページ 2017年10月12日発行
VOL.37 『上手な人の練習法』 114〜129ページ 2018年1月15日発行
VOL.38 『飛ばしの秘伝』 130〜145ページ 2018年4月12日発行

治武コーチの【誤認識解消シリーズ】bP

2018/09/10

Pure&Sure Golf Academy 治武コーチの【誤認識解消シリーズ】bP
(誤認識とは『良かれと思いこんで誤解・錯覚してしまうこと』と理解してください)

『バックスイングのスエーは、腰が右に流れないように右膝を踏ん張って防ぐ』(正・誤)
 今回から誤認識をシリーズテーマにしましたが、それだけ多くの誤った情報がもっともらしく氾濫し、結果的に上達を遅くらせているのです。誤った情報をいくら集めても、系統性のある科学的な情報とは、似て非なるものですから。
 さて、よく耳にするスエーという言葉ですが、私どもの講座では使いません。スライドもしくは、いわゆるを付け加えます。
 直立姿勢からショルダーターンしても、体重配分はほとんど変化しませんが、正しい前傾姿勢からは、体重配分は右足に多くなってしかるべきです。したがって、バックスイングはショルダーターンに伴って体重配分が適度に変化し、徐々に右足に力感が感じられるようになれば、それをもってバックスイングの体重移動と考えるべきでしょう。ただし、技能運動の自動化がすすめば、ドリルないしは素振りで感じても、ショットで力感を感じることはほとんどありません。
このように、ショルダーターンに委ねるならば前傾した骨盤はその場で回転し、右側にスライドするような動きにならないはずです。にもかかわらず、腰が右にずれてしまうのは、バックスイングの体重移動を誤認識し、バックスイングでもしっかり体重を右足に乗せなければ、と考えたりすることによって引き起こされます。
かと言って、いわゆるスエーを右膝を踏ん張ってこらえようとすればするほど、その踏ん張りは、一旦、トップにかけて反射的にほどけてしまいます。筋肉の過緊張は関節の角度変化を損ない、意に反する身体運動をさせてしまうのです。
結果的に、更に腰が右に移動し、しかもトップの直前ですから、もう修正(エラー相殺)は間に合わず、ミスショットを余儀なくされます。もちろん、ダウンスイング以降の体重移動のタイミングもずれて、右肩の突込みやら左ひじの引けやら、スイングはどんどん悪化してしまいます。 たった一つの誤認識が努力を台無しにしてしまうのです。正解(誤)
 基本を深く理解し、効果的な練習を、結果が出るまで繰り返すことが、実は近道ということですね。【ゴルフ基本講座テキスト】をお役立てください。すべての掲載写真のモデルは、実は私本人です。(psga72.jp羅針盤シリーズ参照)
次号の<予告編>は、ホームページの【お知らせ】に載ります。